歯の健康を考える 第八回 ~教えて、ただなわ先生~

歯の健康を考える 第八回 ~教えて、ただなわ先生~
オーラルケアでよく聞く、歯垢や歯石。
プラークと言ったりなど、何がどう違うの?
今回もただなわ先生がわかりやすく説明してくれます!
目次

INDEX

歯垢と歯石の違い

歯垢と歯石は同じものではありません。

歯垢(別名:プラーク)とは歯や歯の隙間にあり、
歯の表面を触ると白っぽいネバネバとしたもの、これが歯垢です。
口の中にいる細菌から作られていて、1gあたり1000億以上の細菌がいると言われています。
歯垢はバイオフィルムとも呼ばれ、歯への付着がとても強く、
薬品使用だけでは取り除くのが大変難しいです。

歯石とは、歯垢(プラーク)が長時間歯に付いたままになると、
唾液中に含まれるカルシウムなどが歯垢に沈着して、歯石になります。
歯の磨き残した歯垢は約2日間ほどで歯石に変わってしまうと言われています。

歯石を放っておくと?

歯石の表面は凸凹していて、より細菌が付着しやすい状態。
放置することでどんどん硬くなり厚みが出てきてしまい、歯肉の内側の穴に沈着します。
この歯石に付着した歯垢は、歯肉や歯の骨を刺激し、歯周病を悪化させる原因となります。
また、細菌が増殖すれば、虫歯や口臭の原因にもなってしまいます。
日々のブラッシングで、磨き残しのないようにしたいですね。

歯石除去の頻度

歯石になってしまうと自力で取り除くのは大変難しくなってしまいます。
溜まり方は個人差があるので、必ずこの期間で受診しなければならない、というものではありません。

通常は年に3〜4回の通院が目安とされていますが、
主治医に定期的にチェックしてもらい、溜まり具合を見てデータを蓄積していくことで、
ご本人にあった歯石除去の通院ペースを提案することができます。

歯茎の検査は痛い?

歯肉の検査では、主に「歯周ポケットの深さを測定する」・「歯石を取り除く」の2つの目的があります。

歯石を取り除く場合、歯肉に覆いかぶさっている歯石をとるという行程になるので、
炎症を起こし敏感になっている歯肉に器具で触れ、痛みの原因となってしまいます。
どうしても痛みが我慢できない場合は、表面麻酔を使う方法もあります。

ブラッシングのススメ

ブラッシングには、歯ブラシと電動歯ブラシの併用を推奨しています。
構造上、電動歯ブラシのみでお口全体の歯垢を除去していくというのは困難な為です。

通常のブラッシング後、電動歯ブラシで歯肉のマッサージをして
全体のケアをしていくと、理想的な結果が得られるでしょう。

また電動歯ブラシは磨きすぎの危険もある為、
一定箇所に長時間当てるなどは避け、適度にブラッシング箇所を動かしていくことが大切
です。

ただなわ先生のプロフィール

ただなわデンタルクリニック下北沢
    忠繩 龍哉 院長


  • 経歴
  • 愛知学院大学歯学部 卒業

    日本大学歯学部付属歯科病院にて勤務

    都内(亀戸)にて地域に根付いた診療を行い訪問診療にも従事

    都内大型医療法人インプラントセンターにて勤務


    • 所属
    • 国際インプラント学会 所属

      顎咬合学会 所属

      UCLA大学インプラントプログラム 修了

      サイナスリフトオペプログラム 修了

      ノーベル・バイオケア 認定

編集部コメント

歯垢や歯石は、CMなどでもよく聞く言葉ですね。
この意味を知っているだけでも、オーラルケア用品を選ぶ際にも役立ちます!!
流行りで電動歯ブラシだけで磨いていたので、普通の歯ブラシも買わなくっちゃ!
それでは、また次回!
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