歯の健康を考える 第七回 ~教えて、ただなわ先生~

公開日:2019年05月08日

歯の健康を考える 第七回 ~教えて、ただなわ先生~
虫歯ができないようにしてあげたい・・・。丈夫な歯にしてあげたい・・・。
お子様の歯の悩みはありませんか?
そんなご両親の思いに、ただなわ先生が答えてくれます!!
第七回目のコラムのテーマは小児歯科についてのお話です。
目次

INDEX

乳歯はいつから生えてくる?

乳歯は生後3〜9ヶ月頃から生え始めます。
生え始めは、個人差があるので多少前後しても問題ありませんが、
生え始めが早い子も遅い子も、共通しているのは前歯から生え始めるということです。

下の前歯から生え始めるのが一般的ですが、稀に上の歯から生えてくるケースもあります。
奥歯から生え初めることはなく、前歯から奥歯の順に乳歯が生え始め、
奥歯まで生え揃うには約2年と言われています。

歯が生えたら気をつけましょう

乳歯は永久歯と比べて虫歯にりやすいと言われており、
虫歯になってしまうと早く進行してしまいます。

乳歯はもともと永久歯よりも歯質が弱く、厚さも2分の1程度しかありません。
乳歯の表面は柔らかく酸に弱いため、
表面が硬くなる1年くらいの間に虫歯はできやすいとのこと。
さらに乳歯の奥歯は溝が細かく、汚れが溜まりやすい形をしています。

このように表面が荒く、歯の磨き残しが起きやすいため
プラーク(歯垢)が付着しやすいのです。
よって歯が生えた段階から注意してケアしていく必要があります。

子供のデンタルケア

一度は聞いたことがあるフッ素。フッ素は歯を強くする働きがあります。
食後、口内が酸性に傾き歯の表面が溶け出します。
唾液によって中和されることで、溶け出したものが表面に戻る、再石灰化が起きます。
フッ素はこの再石灰化を強くしてくれるのです。

歯が生えたら、フッ素を塗ることができ、
乳幼児期の場合は唾液が多くフッ素が流れやすいので、
定期的に塗ることをお勧めします。

歯医者さんのものと比べると効果が薄くなりますが、
フッ素入りの歯磨き粉などが売られているので、
ご自宅でのデンタルケアに取り入れてみるのもいいでしょう。

歯磨きコミュニケーション!

歯磨きを嫌がるお子様は大勢います。大変ですよね。
ますは、歯ブラシを持って遊ぶことから始めてみましょう!
その際には、怪我のないように必ず大人の方が目を離さないようにしてください。
ご家族の皆さんで、歯磨きを習慣にできるようにしてあげましょう。

また、仕上げ磨きの際に、親御さんの膝の上に寝かせることはスキンシップの一つになります。
遊びを取り入れながら、歯磨きが楽しくなるようにすると良いでしょう。

また歯医者さんデビューをしても、怖がったり、治療を嫌がることがあります。
もし泣いてしまっていたり、治療を嫌がっている場合には、
お子様の恐怖心や不安をなくすことから始めることもあります。

例えば、まずは診察室に入ってみるだけにして、次に治療の椅子に座るだけにするなどと、
段階を経て慣れてもらいながら恐怖心を無くしていきます。
普段から歯医者さんに対して恐怖心を抱くような言動には注意しましょうね。

お子様の為にできること

歯の必要な栄養素の代表格といえば、カルシウムです。

しかし、カルシウムだけを摂れば良いということではなく、
タンパク質やリン、ビタミンA・C・Dの栄養素もバランス良く摂ることが大切です。

  • カルシウム(チーズ、ひじき)とリン(牛肉、豚肉、卵、米)
  • 歯の石灰化の材料

  • ビタミンA(ほうれん草、人参、レバー)
  • 歯の表面を覆っているエナメル質を作る材料

  • ビタミンC(ほうれん草、みかん、さつまいも)
  • エナメル質の下層にある象牙質の土台を作る材料

  • ビタミンD(牛乳、バター、卵黄)
  • カルシウムの代謝や石灰化のサポート役を果たす


また妊娠中はカルシウムの吸収率が上がります。
そのため、妊娠中に必要となるカルシウムの1日の所要量は、
成人女性と同じ600〜700mgです。

またお子様に今できることといえば、お母さん自身が口内を綺麗に保つことです。
お母さんだけでなく、家族みんなで口内を綺麗に保つことで、お子様もその一員になれるでしょう。

具体的には、食後の歯磨きを習慣化させ、ダラダラ食べをしないようにすることです。
規則正しい生活を意識してみましょう!

また、掛かりつけの歯医者さんに定期的に口内チェック、
自分にあった歯の磨き方などを教えてもらうこともいいですね。

ただなわ先生のプロフィール

ただなわデンタルクリニック下北沢
    忠繩 龍哉 院長


  • 経歴
  • 愛知学院大学歯学部 卒業

    日本大学歯学部付属歯科病院にて勤務

    都内(亀戸)にて地域に根付いた診療を行い訪問診療にも従事

    都内大型医療法人インプラントセンターにて勤務


    • 所属
    • 国際インプラント学会 所属

      顎咬合学会 所属

      UCLA大学インプラントプログラム 修了

      サイナスリフトオペプログラム 修了

      ノーベル・バイオケア 認定

編集部コメント

今回は小児歯科についてのキニナル!お話を聞かせていただきました。
家族全員で歯の健康を保つことが、お子様のお口の健康への近道なんですね!
今回はお子様の歯の生え始めの知識や、ホームケアを教えていただきました。
歯医者さんとホームケアで、丈夫な歯を作るサポートを心掛けたいですね!

それではまた次回!!
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