歯の健康を考える 第六回 ~教えて、ただなわ先生~

歯の健康を考える 第六回 ~教えて、ただなわ先生~
第六回目のコラムのテーマは「口臭」です。
普段歯医者にかからなくても、口臭ケアはしている方は多いのではないでしょうか?
そもそも口臭は何が原因なのか、対策方法などを教えていただきましょう!
目次

INDEX

口臭の原因はなんですか?

口臭の原因は、口腔疾患から発生することが多く、
口腔内の細菌が食べ物を栄養にして増えることが原因です。

また、細菌の増殖などにより歯茎の炎症を引き起こし、
症状が進むと「歯周病」の原因となります。

口臭は以下の3つに分類されます。
  1. ▶︎生理的口臭
    起床時、緊張時、疲労時、就寝時に唾液の分泌量が減り、自浄作用が低下した時
  2. ▶︎病的口臭
    口腔内の病気(虫歯、歯周病、劣化した詰め物、舌苔)があるとき、また口腔内に限らず他の病気の内容によっても生じます
  3. ▶︎心因性口臭
    精神的口臭(思い込み)口内の病気によるものが多く、臭いはメチルメルカプタンなどの揮発性硫黄化合物などが原因となります。

口臭の原因の一つ、舌苔って?

舌苔は、舌についている白く見える塊のことで、細菌や食べかす、
本人の粘膜片などが舌の表面に付着してできています。


舌の表面には舌乳頭という突起がたくさんあり、この凹凸が細菌の住処になっています。
舌苔の付き方、残り方は人よって様々です。
また、舌の一部や舌全体、手前や奥など本人の生活習慣に伴って付き方が変わっていきますので、
その時々に合わせてよく観察しましょう。

舌苔の取り方を教えてください

舌の掃除は1日1回が目安で、実施する時間は舌苔の付着量が多い朝がいいでしょう。

舌の粘膜はデリケートなのでやりすぎは禁物です。
使用するブラシは、普段歯磨きで使っている歯ブラシでOKですが、やわらかいブラシを推奨しています。
また専用の舌ブラシも市販されているので、チェックしてみるのもいいでしょう。

舌苔のついている部分を、鏡で見ながら丁寧に行いましょう。
舌の色が変わっていない部分は舌苔の付着が見られないので、ブラッシングは必要ありません。
歯ブラシを舌の奥から手前に動かし、奥から雑菌を掻き出していくイメーシで行ないましょう。
往復で擦ったり、奥に向かって払うのは雑菌が口内にとどまってしまう為、やってはいけません。
粘膜や味を感じる味蕾を傷つけないよう、強い力をかけず軽い力で行ないましょう。

舌を思いっきり「ベー」と出すことで、ブラッシングの際の嘔吐反射を防ぐことができます。
鏡でも状態を確認できるようになるので、しっかりと「ベー」と舌を出して掃除する癖をつけましょう。

最後に最も重要な点ですが、長い時間をかけて溜まった舌苔は、
1、2回のブラッシングでは除去しきれません。
毎日の掃除を習慣にすることで、だんだん落ちやすくなっていきます。
舌を傷つけると逆に雑菌が溜まりやすくなり、効果が落ちていきますので、
根気よくゆっくりと行なっていきましょう。

口臭に気をつける上でのチェックポイントは?

あなたはいくつ当てはまりますか?
  • 歯石除去のため、定期的に歯科通院している
  • 水かお茶での水分補給は欠かさない
  • 和食党でよく噛んで食べる
  • 口の中はいつもサラサラ
  • 虫歯はすぐに治療する
  • 食後は舌を洗浄する目的で口を濯ぐ
  • 仕事は楽しいのか、大変なのか?
  • ストレスは溜めない

ただなわ先生のプロフィール

ただなわデンタルクリニック下北沢
    忠繩 龍哉 院長


  • 経歴
  • 愛知学院大学歯学部 卒業

    日本大学歯学部付属歯科病院にて勤務

    都内(亀戸)にて地域に根付いた診療を行い訪問診療にも従事

    都内大型医療法人インプラントセンターにて勤務


    • 所属
    • 国際インプラント学会 所属

      顎咬合学会 所属

      UCLA大学インプラントプログラム 修了

      サイナスリフトオペプログラム 修了

      ノーベル・バイオケア 認定

編集部コメント

今回は身近な「口臭」についてのお話でした。
普段の歯磨きに1つ習慣にするだけで、口内環境が改善されるんですね。

口臭対策はエチケットの基本。
改めて歯磨きの際に、鏡で舌をチェックしてみましょう!

それでは、また次回!
16 件

関連記事