余慶尚美監修「40代からのヘアケア入門」②白髪・薄毛・うねり対策

余慶尚美監修「40代からのヘアケア入門」②白髪・薄毛・うねり対策

INDEX

アラフォーアラフィフの髪の悩みと言えば、白髪、薄毛、うねり。
今回は毛髪診断士でもある余慶尚美先生から、40代からやるべきヘアケア方法をしっかりと学んでいきましょう。
体の外からの刺激だけでなく、内側からするお手入れもありますので、最後までお見逃しなく。

余慶尚美

白髪対策

白髪はどうして生えるの?

体質によるところもありますが、白髪の原因は大きく分けて

・エイジング(加齢)によるため
・頭皮の健康状態が悪く、メラノサイトはあるものの機能していないため

の2つが考えられます。

昔から「頭皮は土壌で髪の毛は植物」と言われているように、頭皮の状態で髪の質は変わります。

驚かれるかもしれませんが、髪自体は、もともと色が付いているわけではなく、白いんです。
毛母細胞の中にメラノサイト(色素形成細胞)という細胞があって、そこに酵素や因子が働いて黒くなるわけですが、主にメラノサイトの働きが低下しメラニン色素が作られなくなると、白髪として生えてしまいます。

食生活の偏り不摂生な生活血流の悪さ

これらは、白髪や薄毛を促進させます。
アラフォーアラフィフになったら、頭皮のマッサージや頭皮クレンジング(皮脂汚れ等を落とす)を定期的にすることが一番だと思いますよ。

★マメ情報★
髪が生えてから抜け落ちるまでの周期(ヘアサイクル)は、「成長期(2~6年)」「退行期(2~3週間)」「休止期(数か月)」の3つで構成されています。新しくできた毛は、成長期に太くて長い毛に成長し、退行期で成長が止まります。

余慶先生

白髪に良いと言われる「なつめ」

なつめチップス

白髪に良いと言われる食べ物は、メラニン色素を作ってくれるのをサポートしてくれる牛乳、チーズ、ヨーグルト、納豆、豆類などや青魚類です。

あまり知られていないところでは、「なつめ」などもあります。
余慶尚美プロデュースの「なつめチップス」は、なつめを手軽に摂取できるので、おやつ代わりに食べていただけると良いと思います。

東洋のスーパーフードなつめの薬膳おやつ「なつめチップス」をご紹介

白髪にならないために気をつけた方が良いことは?

・ストレスを溜めないこと
・質のいい適切な睡眠をとること
・健康的な食生活をおくること

これは、「毛細血管を拡張させる」ことなんです。

人は昼間、活動している時は交感神経が優位にはたらいています。
それは毛細血管が収縮している状態です。

夜になると副交感神経が優位になり、毛細血管が開いてくるのですが、現代人はストレスの影響で、夜になっても交感神経の方が働いている人が多くなっています。
リラックスできる環境をつくって、頭皮用美容液で頭皮マッサージを行うなどしていただくと、白髪予防にも良いと思いますよ。

ヘアマニキュアとヘアカラーどちらが良いですか?

ヘアマニキュアとヘアカラーどちらが良いですか?

2つの違いを簡単に説明すると、

ヘアマニキュアは、髪の表面に染料を付着させるもの
ヘアカラーは、キューティクルを開いて髪の内部まで浸透させるもの

となります。

ヘアーマニキュアの場合、ヘアカラーよりダメージは少ないですが、色落ちしやすいというデメリットがあります。

ヘアカラーの場合、色持ちは良いのですが、髪の内部まで浸透するだけに髪への負担が大きくなります。

ホームケア用白髪染めでは、色むらが出来やすかったり、明るい色が染めづらかったりするため、説明書に書かれている放置時間を大幅に延長する方もいらっしゃいますが、頭皮を痛めますので、使用する際は、用法・用量を守ってください。

植物のヘナを染料とした「ヘナカラー」や自然界由来成分の「AVEDAカラー」なら、ダメージを最小限に抑えることができますので、頭皮を傷めずに綺麗に染めたい場合は、美容院でのヘアカラーをお勧めします。

★マメ情報★
白髪と遺伝の関係ですが、若白髪の場合は遺伝と言われています。若白髪の方は加齢も加わると、さらに白髪が増えますので、年齢に関係なく頭皮の血流を良くしてあげてください。

余慶先生

血行を促進する薬膳入りシャンプー・ヘアオイル

血行を促進する薬膳入りシャンプー・ヘアオイル

漢方の観点から薬膳的に良いと言われているツルドクダミの根である何首烏(カシュウ)、セリ科の当帰(トウキ)川芎(センキュウ)、果皮を乾燥した陳皮(チンピ)橘皮(キッピ)などの成分が入っているシャンプーやヘアオイルは白髪にも薄毛にもお勧めです。

何首烏(カシュウ)が入っているものはあまりないかもしれませんが、そのほかの成分は特別なシャンプーでなくても入っていますので、今お使いのシャンプーの成分表をチェックしてみてください。

薄毛対策

1日100本程度の抜け毛なら心配いりません!

1日100本程度の抜け毛なら心配いりません!

抜け毛と言っても、どれぐらい抜けていたら気をつけた方が良いのか、自分ではなかなかわからないものですよね。

人は1日あたり50~100本程度の髪が抜けると言われています。ですから、この程度の抜け毛なら、心配することはありません。

ヘアサイクルの4~6年の期間にしっかりとした土壌(頭皮)が作られていれば、成長期に新しい毛が生えてきます。

「100本をはるかに越える量が抜けている」「抜ける毛が細くて短い」場合は、薄毛対策を行ったほうが良いでしょう。

また白髪を抜いている人の場合、抜くことによって頭皮を痛めていることもあります。炎症を起こしたりもしますので、抜きすぎは良くありません。気になるようなら、ハサミで切るようにしてください。

髪にとって重要な役割を担っている毛細血管は、外的ダメージ(紫外線やドライヤーの熱など)でも減ってきます。
お肌同様、頭皮もケアしてあげてくださいね。

わかめで髪は増えない!?

わかめで髪は増えない!?

「わかめを食べると髪が増える」という話は、昔からよく言われていることですが、残念ながら今のところ科学的根拠はありません。

ミネラル類がたくさん入っているので、土壌を良くするという意味では効果的かもしれませんが、薬膳的には海のものは体を冷やすと言われているので、食べすぎもあまり良くないですね。

★マメ情報★
男性の薄毛は、母方の男兄弟(叔父)や父親(祖父)の影響も大きくあると言われています。

余慶先生

男性・女性の薄毛の違い

男性は女性より髪の成長期が短いので、女性よりは薄毛が多いということになります。

女性も年齢を重ねると、女性ホルモンが少なくなってくるせいで、成長期が短くなってしまいます。そのため、十分な成長がないまま細毛・薄毛になってしまうのです。

★マメ情報★
「フェンネル茶」は消化機能を上げ、お腹や子宮を温めてくれる作用があるので、女性ホルモンに効果的と言われています。相対的に見ると髪にも良いということになります。

余慶先生

産後の抜け毛は「潔くあきらめる」

妊娠すると、女性ホルモンもエストロゲンもプロゲステロンも非常に多く出ます。
出産後、女性ホルモンが普通に戻ったところで、一気に抜け毛が増えてしまいます。 これは「自然なことなので、しょうがない」ことです。

全員が全員そうなるものと大きく考え、出産というイベントについてきた副産物だと思って、その期間は諦めるしかないですね。

抜け毛の心配がストレスになると、良い髪を作るために必要な土壌が育ちません。
赤ちゃんのいるお母さんは、なかなかセルフケアする時間もないと思いますが、市販の髪用のマッサージブラシを使って頭皮を刺激したり、血流が滞りやすい頭頂部分をマッサージしてみてください。

「ながらケア」に最適なバタフライマッサージは、頭皮の血流を良くします。簡単なので、みなさんも是非やってみてくださいね。

  • バタフライマッサージ
  • バタフライマッサージ

    5回ほど繰り返してください。

    頭部にはツボがたくさんあります。指先で全体的に押すだけでも、どこかしらのツボを刺激できるので、気がついたときに押す癖をつけると良いかもしれません。

    バタフライマッサージ

    かっさを使ったマッサージはこちらから
    「40代からのヘアケア入門」①時短美容のかっさで小顔に

分け目がずっと同じはダメ。禿げます

何年も同じ分け方をしていると、生え癖がついて毛穴の形状が変わってくるんです。

毎日変える必要はありませんが、「いつも同じ分け方をしているな」という方は、時々は分け目を変えるようにしてください。

冬のオイリー髪は、頭皮から自然のオイルが出るせい

冬のオイリー髪は、頭皮から自然のオイルが出るせい

秋冬になると気温も下がってくるので、今まで加速の付いていた髪の成長期も通常に戻ってきます。ですから、温かな環境を作ってあげることが大事になってきます。

寒くなると、汗をかかないからといって、髪を洗わなくなる人もいますよね。
でも髪は頭皮を乾燥させないために自然のオイルを出そうとするので、冬は他の季節より髪がオイリーになったり臭いがしたりするんです。
洗いすぎも良くありませんが、冬でも1日1回は洗うようにしてください。

うねり対策

うねりの原因は、頭皮のたるみとコルテックス

うねりの原因は、頭皮のたるみとコルテックス

髪の毛は、外側から「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」という3つの組織で出来ているのですが、コルテックス(タンパク質のケラチン部分)が痩せてきて、ちゃんと成長しているものと痩せているものとが混在すると、隙間ができ「うねり」として現れてしまいます。

残念ながらエイジング(加齢)によって起こることが多いのも事実です。
頭皮がたるみ、毛穴の形状が丸から楕円に変形することや、1本の毛を育てるための毛細血管の量が少ないことで、一定の毛質を保てなくなるのは、エイジングのせいと言えるでしょう。

今まで直毛だったのに、年齢を重ねてきたら直毛でなくなってきたという方は、「うねり」が起きていると思ってください。

毛穴の形状を整えてあげるという意味で、コラーゲンやエラスチンの成分をつくり出している繊維芽細胞を活性化するものが、うねりには効果的と言えます。

うねりに悩む方は、ヨクイニン(ハトムギ種子エキス)などが配合されたシャンプーで日常的にケアすることをお勧めします。

※注意
ヨクイニンエキス配合のシャンプーは利尿作用が高いので、妊婦さんは使わないようにしてください。

まとめ

日頃から肌はこまめにケアをしているという人も、髪となると、「時々トリートメントをするぐらい」になっていませんか。
年齢を重ねることで白髪も増えるし、うねりも起こってきます。
お顔にも髪にも効果的な頭皮マッサージは、「ながら美容」に最適です。

編集部コメント

髪がバサバサだと実年齢より老けて見られますよね。頭皮マッサージと発酵食品で、潤いのある髪を目指しましょう!

美穂

余慶尚美さんプロフィール

余慶尚美

美容コンサルタント
韓方(はんばん)薬膳専門家&漢方美容家
余慶尚美(よけいなおみ)

【国際薬膳師・国際薬膳調理師/漢方養生指導士/毛髪診断士/鹿児島市産業創出「食・健康」アドバイザー/大韓薬膳料理専門家・大韓キムチソムリエ】

広告代理店、外資系企業にて勤務当時に自身が重い体調不調に悩んだことから、ココロとカラダの両面をケアする「巡り」に着目。2007年よりリンパドレナージュサロン「Flow」を経て、漢方美容&薬膳サロンを白金高輪にて主宰。 講演セミナーや執筆活動、美容や健康に関わる製品サービスなどの企画監修、プロデュースを手掛けるなど美容コンサルタントとしても幅広く活動。また、日本人初の「大韓民国薬膳料理専門家」としてなども活躍中。

▼余慶尚美さんのInstagramとブログはこちら♪

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