ニキビを放置すると、メイクでも薄くしにくい跡が残ることがあり、気分が落ち込んでしまうことも。 気になるという理由からニキビを潰してしまえば悪化させたり跡が残る場合もあることから、正しい方法でケアする必要があります。 今回は、ニキビ跡の概要とニキビのタイプごとに効果的なケア方法を紹介します。 ニキビを作りたくない方やニキビ跡をできるだけ薄くしたい方はぜひ参考にしてください。 目次[ 表示 ]ニキビ跡とは赤みタイプ色素沈着タイプクレータータイプニキビ跡ができてしまった!おすすめのケア方法ビタミンCを補給する適度な運動と睡眠時間の確保栄養満点の食生活まとめニキビ跡とは ニキビ跡とは、ニキビがなくなった後でも赤い色が目立ったり、クレーターが残ったりする状態のこと。 そもそも人間の肌は、表面に近い組織から以下の3つにわかれています。 表皮 真皮 皮下組織 肌のバリア機能が低下し、その状態が続いてしまうと、細菌が繁殖して真皮層や皮下組織にまでダメージを与えてしまうことがあります。 これがニキビ跡の原因です。 できたニキビに正しいケアを行わずにいると、ニキビ跡ができる可能性があります。 とはいえ、一口にニキビ跡と言ってもいくつかの種類に分けられるので、ここではその種類を紹介します。 赤みタイプ 赤みがかったニキビ跡は、肌の奥で炎症している、または皮膚下の血管が見えているためです。 ニキビとは、毛穴に皮脂が詰まり肌が炎症したことで起きます。 この炎症が続くと、ニキビが治った後も肌に赤みが残ってしまいます。 赤く見えるために「まだニキビが治っていないのでは?」と感じる方もいらっしゃいますが、ニキビが治ってから6カ月以上経過している場合は、ダメージによって皮膚が薄くなり、血管や筋肉が透けてみている可能性が考えられます。 色素沈着タイプ ニキビ跡がシミのように茶色くなったときは、メラニンが生成され、色素沈着した可能性があります。 もう少し細かく説明すると、炎症によってシミの原因となるメラノサイトが刺激され、メラニンが生成されたことでニキビが茶色くなり、そのままニキビ跡が残ってしまったと考えられます。 健康な肌の場合、ターンオーバーがスムーズに行われているので、一定のサイクルで古い角質が分解・排除されます。 しかし、生活リズムが乱れていたりストレスが溜まっていたりすると、ターンオーバーが乱れます。 その結果、古い角質やメラニンがうまく分解・排除されずに残り、色素沈着して茶色いニキビ跡ができてしまうのです。 クレータータイプ ニキビを放置したり触りすぎたりすると、肌の表面がボコボコとしたクレータータイプのニキビ跡ができることも。 ニキビの炎症がひどいときは、白血球によって炎症を抑えよとするはたらきにより、皮膚の真皮層も破壊されます。 ターンオーバーがうまく行われない真皮層だと、肌の修復が難しく、クレーター状態になってしまうのです。 ニキビ跡ができてしまった!おすすめのケア方法 いくつかのニキビ跡を紹介しましたが、ニキビ跡を残さない方法はあるのでしょうか。 ここではおすすめのケア方法を3つ紹介します。 ビタミンCを補給する 赤みがあったり茶色がかったりしたニキビ跡には、ビタミンCを中心としたスキンケアがおすすめです。 ビタミンCには、メラニンの生成を抑える効果のほか、メラニン色素による色素沈着も薄くするはたらきが期待できます。 また、ターンオーバーを正常化する効果も期待できるので、赤みや茶色がかったニキビ跡が気になる方はビタミンCの摂取を意識しましょう。 適度な運動と睡眠時間の確保 適度な運動を取り入れると、ターンオーバーが促進すると言われています。 さらに汗をかくことで肌の水分が増えることから、毛穴に詰まった汚れや皮脂の排出を手助けする効果にも期待できます。 睡眠時間の確保も正常なターンオーバーを手助けするはたらきが期待できることから、生活習慣が乱れている方は、適度な運動や睡眠時間の確保を意識しましょう。 栄養満点の食生活 キメが細かく美しい肌を維持するためには、栄養満点の食生活を続けることも大切です。 1日3食の食事は、できる限り栄養バランスを考えたものを摂取しましょう。 仕事などで3食取ることが難しいときは、サプリメントや美容成分を含んだ栄養ドリンクでカバーすると無理なく続けられます。 ニキビに効果的な栄養素には、ビタミンが豊富な緑黄色野菜、皮脂の分泌を抑えるビタミンB2・B6、コラーゲンの生成を促しメラニン色素を薄くするはたらきに期待できるビタミンCが挙げられます。 まとめ 今回はニキビ跡ができる理由とニキビの種類、ニキビ跡ができたときのケア方法を紹介しました。 ニキビができたときはできるだけ肌を清潔に保ち、正しいケアを行いながら跡にならないよう予防することが大切です。 ニキビができたときは、本記事を参考にしながらニキビ跡を予防してください。