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産後の体型どうする?骨盤矯正で産前の体型に!原因からストレッチまで徹底解説

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2023/07/14
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出産後、悩みの種の1つと言えば「骨盤」ではないでしょうか。骨盤のケアを怠り、歪みをそのままにしておくと元の体型に戻ることが難しくなってしまいます。今回は、産後の骨盤の歪む原因から改善する方法まで徹底解説します。

骨盤が痛くて歩けない!骨盤トラブルが多いのが「出産後」

出産後、女性の体は大きく変化しますよね。

その中でも変化が大きい部分と言えば「骨盤」。

産後は「骨盤が痛くて歩けない」「骨盤の開きや歪みが原因なのか体型が戻らない」など骨盤トラブルで頭を悩ませている人も多いはず。

骨盤トラブルをそのまま放っておくと、痛みだけでなく体型が戻らなくなってしまう恐れがあるので、骨盤の悩みはそのままにせず改善することが大切です!

整骨院や病院で治療してもらうのも手ですが、日頃から骨盤のセルフケアを行うことでも改善はできます。

今回は、骨盤が歪む原因や骨盤矯正の方法など、産後の気になる骨盤周りについて徹底解説します!

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産後の骨盤が歪む原因とは?

当然ですが、妊娠中はお腹が大きくなります。

お腹が大きくなると、自然と楽な姿勢を取りたくなり反り腰や横座りといった悪い姿勢が日常化され、骨盤の歪みが悪化してしまいます。

また、妊娠中に動くことが少なかった人は筋力が低下するため、猫背など骨盤が歪む姿勢を取りがちになりますよね。

妊娠中の姿勢や筋力の低下が骨盤の歪みに繋がることは知っている人も多いと思いますが、実はホルモンの分泌も関係しているのを知っていますか?

女性は妊娠をすると「リラキシン」と言われるホルモンを分泌します。

このホルモンは、赤ちゃんがスムーズに産道を通り抜けられるように関節や骨盤を緩める作用があります、
リラキシンが分泌されている間、骨盤は緩くなっているため歪みやすい状態に。

この時期に筋力が低下し悪い姿勢を取っていると、骨盤が歪みやすくなってしまうのです。

産後、骨盤は3~4ヶ月かけて元の位置に戻ろうとしますが、筋力が低下していると元の位置に戻りにくくなり完全に元の位置に戻らなくなる可能性もあります。
そうなる前から、しっかりと骨盤ケアを行うことが大切なのです。

産後の骨盤の歪みをそのままにしてしまうと…?

産後 骨盤の歪み 放置

産後 骨盤の歪み 放置

「出産から時間がだいぶ経っているし、手遅れだ…」と、
骨盤の歪みをそのまま放置している人も少なくはありません。

ですが、骨盤の歪みを放置していると身体の様々な部分に悪影響が及ぶ可能性があります。

骨盤の歪みをそのまま放置してしまうと、血流の流れやリンパの流れが悪化し、
血流やリンパの流れが悪くなることにより代謝が悪くなり、脂肪燃焼しづらい身体へと変化します。

脂肪燃焼が上手く行かない身体になると「産後太り」の原因となってしまい元の体型に戻りにくくなってしまうのです。

さらに血流の流れが悪いことで、冷え性やむくみやすくもなりますし、
骨盤の歪みによって骨盤周りの筋肉や関節に負担がかかり、腰痛や肩こりなど身体全体にも影響が及びます。

産後の骨盤の歪み、改善するには骨盤矯正が有効!

「産後の骨盤の歪みをなんとかしたい!」という女性は、骨盤矯正を行いましょう。

骨盤矯正で骨盤の歪みを改善することで、産後太りの解消はもちろん、冷え性や腰痛などの解消にも繋がります。

また、健康面や美容面にも大きなメリットが期待できます。

  • 便秘改善
  • 生理痛の改善
  • 新陳代謝促進
  • スタイルアップ
  • 肌ツヤが良くなる

など、産後太り対策だけではなく普段のダイエットにもおすすめできます。

骨盤矯正の方法としては、骨盤ベルト、骨盤矯正用のパンツなど矯正アイテムを用いて骨盤の歪みを改善していくことも方法の1つとしてあります。

矯正アイテムを使用せずに自宅で気軽にできる骨盤矯正トレーニングを行って骨盤の歪みを改善することも可能です。

産後の骨盤矯正はいつから、いつまでが効果的!?

産後の骨盤矯正 効果的

産後の骨盤矯正 効果的

最適な産後の骨盤矯正の期間は、産後2ヶ月~6ヶ月までに行うと良いと言われています。

骨盤の歪みを今すぐにでも解消したいところですが、妊娠前の身体に戻す「産褥期(さんじょくき)」という期間があるので、すぐには骨盤矯正を行うことができません。

産褥期は産後6週間~8週間とされており、この期間は身体を回復させることに専念する必要があります。

産褥期に無理をしてしまうと、悪露が続いたり、出産時の傷が傷んだり、身体が悲鳴を上げてしまうので、この期間に骨盤矯正を行うのは非常に危険です!

先生に診てもらい、産褥期が過ぎた頃から骨盤矯正を行うようにしましょう。

また、産後6ヶ月頃までが骨盤矯正を行う1つの目安。

骨盤は産後6ヶ月を過ぎると骨盤周りの関節などがどんどん固くなっていきます。
産後6ヶ月を過ぎてから骨盤矯正を行っても、期待できる効果は得られず、かなりの時間がかかってしまうので、産後2ヶ月頃から骨盤矯正をスタートさせるのがおすすめです。

産後の骨盤の歪みを改善する方法

さっそく産後の骨盤の歪みを改善する方法をご紹介していきます。

時間に余裕がある人はもちろん、時間のない人も行える骨盤矯正ストレッチもご紹介しますので、ぜひ実践してみてくださいね。

産後の骨盤矯正ストレッチその1

  1. まずは床に座り両脚を伸ばします。
    両手はお尻の横に置きます。
    このとき、腰が丸くならないように骨盤をしっかりと立てましょう。
  2. この状態から、右膝を曲げて右脚のかかとをお尻の横へ移動させます。伸ばしている左脚はかかとを外側に押し出すイメージで伸ばしてください。
  3. そのまま少しずつ両手で前に歩き、左脚を両手で掴める人は掴み上体を前へ倒しましょう。
    きつい人は上体を少し起こしたままでもOK。
    左脚のかかとは押し出すイメージで、膝の裏側から太ももの裏側が伸びているのを感じましょう。
  4. 自分と相談し、上体を前へ倒すことができるようなら少しずつ倒していきましょう。
    倒したら、ゆっくりと深呼吸を行います。
  5. 伸ばしていた左脚を引き寄せて、内側に脚の裏をつけましょう。
    曲げていた右脚を左太ももの上に乗せて、あぐらのポーズになります。
  6. この状態から、背骨を長く伸ばし両手を幅広く前に出し、吐く呼吸でゆっくり腰から前に上体を倒していきましょう。
  7. 何度か深呼吸を行ったあと、ゆっくりと上体を起こし、一度両脚を伸ばして楽にしてください。
  8. 1~7の動作を今度は反対脚に行って下さい。

仰向けでできる!産後の骨盤矯正ストレッチその2

  1. 仰向けになり、両膝を立てます。
    そこから両膝を外側へ開き、足の裏と裏を合わせましょう。
    股関節周りをほぐしていきます。
  2. 右膝を立てて、両手を床につけ、右のお尻を持ち上げていきましょう。
    このとき、右の肩が床から離れないように気をつけましょう。
    右の付け根をグーッと前に押し出し、腸腰筋を伸ばしていきます。
    十分に伸ばしたら、今度は左の付け根を伸ばします。
  3. 伸ばし終わったら、1のように両膝を外側へ開き、足の裏と裏を合わせてください。
  4. 次に、両膝を立て腰幅よりも少し広めに開き、両手で両脚の足首を掴みます。
    もしも、届かない人は両手を床についていてもOKです。
  5. その状態から左右交互に内側にパタンパタンと倒していきます。
    このトレーニングをすることで、左右の骨盤調整に繋がります。
    20~30回ほど行いましょう。
  6. 終わったら、両膝を立てたまま腰幅に開きます。
  7. 右脚を持ち上げ、両手で右のふくらはぎを掴み、脚の裏側の伸びを感じましょう。
    10秒間キープします。
  8. 伸ばしたら、今度は右膝を曲げて右のかかとを左太ももの上に乗せましょう。
    両手は床に下ろします。
  9. 息を吸いながら、お尻を高く持ち上げます。
    このとき、膝から肩まで一直線になるように意識してください。
    5秒間キープしたら、息を吐きながらゆっくりとお尻を下ろしていきます。
    この動作を5回繰り返しましょう。
  10. 8の状態に戻り、左の膝を胸に引き寄せ両手は左脚太ももを抱えましょう。
    お尻の裏側がグーッと伸びていることを意識してください。
    10秒間キープしたら、7~10の動作を反対脚に行いましょう。

5分でできる!産後の骨盤矯正ストレッチその3

  1. まず仰向けになり両膝を立てます。
    このとき、手を伸ばしたときに手の中指とかかとが触れるくらいの位置までかかとを引き寄せてください。
    脚は腰幅程度に広げてください。
  2. 呼吸をしながら、お尻を高く持ち上げていきます。
    お尻を高い位置に持ち上げたら、お尻の穴をキュッとしめましょう。
    お尻が下がらないように気をつけ、この姿勢を15秒間キープします。
    顎は軽く引き、首を真っ直ぐ固定していきましょう。
  3. キープしたまま、骨盤の前にあるゴリゴリした骨の部分を左右交互に揺らしていきます。
    この動作を30回繰り返します。
    30回繰り返したら、ゆっくりとお尻を下げましょう。
  4. 少しリラックスしたら、再度お尻を高い位置に持ち上げます。
    持ち上げたら、お尻の穴をキュッとしめて、両手をお尻の下で組みます。
    このとき、肩を少し中に引き寄せてください。
  5. この状態から、両かかとを持ち上げます。
    首を真っ直ぐ固定して、お尻が下がらないように気をつけて、30秒キープします。
  6. 30秒間キープしたら、ゆっくりとかかとを下ろしお尻を下げましょう。
  7. 次に両膝を外側へ向けて足の裏と裏を合わせます。
    手は床におろし、肩の力を抜きましょう。
  8. 息を吸いながらお尻を持ち上げて、吐く息でストンっと脱力した感じでお尻を下げます。
    この動作を3回繰り返しましょう。

骨盤矯正ストレッチその4

  1. まずは床に座り両脚を伸ばします。
    股関節からゆらゆらと揺すり、股関節周りの緊張をほぐします。
  2. そこから右のかかとを自分の方へ引き寄せて、左の膝を曲げ左膝を真っ直ぐ前へ出し横座りの姿勢になります。
    背骨を長く伸ばしお腹も引き上げていくイメージを持ちます。
  3. 吐く呼吸でウエストを右へグッとねじります。
    このとき右手で左のつま先を掴んでください。
    大きく息を吸ってお腹を膨らませて、ゆっくりと吐いてリラックスします。
  4. 30秒間ほどキープしたら、おへそを正面に戻し元の位置へと戻ります。
    右手を真っ直ぐに上に、左手で右肘を掴み、吐く呼吸で左側へ傾け脇腹を伸ばしましょう。
  5. その状態から右手を下斜めに下ろし、左右にゆらゆらと右手を揺すっていきます。
    この動作を行うと肩甲骨の筋肉がほぐれます。
  6. 終わったら、元の位置に戻ります。
    そして、左脚を横に突き出し広げます。右脚は膝を曲げて引き寄せたままです。
    このとき、伸ばした左脚のかかとは天井に向けてください。
  7. 吐く呼吸で上体を前へ倒していきます。
    20秒間キープしたら、上体をゆっくりと起こしてください。
  8. そのまま、右向きに位置を整えます。
    右脚を横に出し自分の方へ引き寄せます。
    左脚は可能であれば自分の身体の後ろへ長く伸ばしましょう。
    厳しい人は横座りの体勢になってもOKです。
    お腹を引き上げるイメージで、肩と胸の力を抜きましょう。
    このとき、腰が反れないように気をつけましょう。
  9. そこから、両手を真っ直ぐ前に持ち上げ肩をリラックスさせましょう。
    そのまま、胸を天井に向かって高く突き上げていきます。
    腰を反らさないように意識してください。
    この状態を30秒間キープします。
  10. 終わったら、1~9の動作を反対脚に行いましょう。

骨盤矯正を行っても改善されない場合は、病院へ

産後 骨盤矯正 病院

産後 骨盤矯正 病院

骨盤矯正を行っても改善されない場合は、病院や整体に行って施術してもらいましょう。

やはり自分で行う骨盤ケアは限界がありますので、プロの手を借りて骨盤矯正を行うこともアリです。
プロに施術してもらえる分、お金は発生してしまいますがセルフケアよりも効果は期待できるはず。

体調に問題がなければ、病院や整体に行きプロに正しい骨盤の位置へと戻してもらいましょう。

まとめ

産後の骨盤矯正方法と原因についてご紹介しましたが、いかがでしょうか?
骨盤の歪みは産後太りだけではなく、美容面や健康面にも影響が及びます。

産後太りに悩んでいる女性は、骨盤の歪みを改善することから始めましょう。
最近では、骨盤矯正アイテムがたくさん売られています。
そういったアイテムを利用して、骨盤ケアをすることも良いでしょう。

また、今回ご紹介した骨盤矯正ストレッチを実践するのも良いと思います。
時間がない人でもたった5分でできる骨盤矯正ストレッチもあるので、どんどんチャレンジしてみてくださいね。

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