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夏からだと遅い!老化を防ぐ紫外線対策とは?

スキンケア化粧品生活

2023/06/14

もうすぐ夏本番。美肌を保つために必須なのは紫外線対策です!

紫外線が一年中降り注いでいるという事実は美活に励む多くの人が認知しているところですが、

紫外線の種類によって老化防止に繋がる対策が変わるということをご存知でしたか?

今回は肌の老化に直結する紫外線の種類に合わせた対策をご紹介していきます。

 

太陽が発する光の中で私たちの肌に直接影響を及ぼす紫外線。

その紫外線にも種類があることをご存知ですか?

紫外線には主にエネルギーは弱いが照射量が多く浸透率が高い「UVA」

浸透率は低いが強力なエネルギーを放つ「UVB」と呼ばれる2種類があります。

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<UVAとは?>

「UVA」は全紫外線の95%を占め、冬でも夏の約半分の量があるため通年での対策が必要です。

UVAの浸透力はガラスも通すほどで、わたしたちの肌の深層部に到達し、ハリや弾力を生成する繊維芽細胞を損傷します。

その結果ターンオーバーが停滞し、シワやたるみといった肌老化の原因となってしまうのです。

  • 覚えておきたいUVAの特徴

・雲やガラスも通す為、肌の深層部に到達し細胞を破壊する

・曇りの日や冬など、日常的・一年中対策が必要

・赤くなるなどの炎症が起きることはないが、肌が弾力を失いシミ・シワ・たるみといった老化の原因となる

<UVBとは?>

「UVB」は、全紫外線の5%を占め、その波長は短いですが、UVAに比べエネルギーが強く肌の表皮に直接ダメージを与えます。

UVBは特に4月頃から量が増え始め、5月〜8月がピークに。

ガラスは通さないので、肌の深層部に到達することはありませんが、サンバーンと言われる赤い炎症の原因であり、メラニン色素の沈着によるシミ・ソバカスの原因と言われています。

  • 覚えておきたいUVBの特徴

・春から夏にかけての強い日差しに含まれ、肌の表皮に直接作用する

・屋外で直接浴びるとダメージが強く炎症、日焼けの原因となる

・日焼けによってメラニン色素が沈着し、シミ・ソバカスの原因となる

ここで知っておきたいのは、

ほとんどの日焼け止めには「SPF値」と「PA分類」という2種類の表示がされているということ。

よくSPFが高ければ安心と思いがちですが、

実はSPFは「UVB」を防ぐ効果を示しているもの。「UVA」を防ぐのはPAの方なのです。

 

PAはPA +、PA ++といった+でその防御効果が表示されています。

4段階でPA ++++が最大値となります。

 

一方UVBを防ぐSPFは2〜50の数値で表示されています。

この表示を参考に日焼け止めを日常用、レジャー用と使い分けることができます。

UVA対策をしよう!

まずはUVAの対策をご紹介します。

肌老化の主な原因となるのがUVA。特に4月〜8月に照射量が増えますが、曇りの日、冬でも降り注いでいる上、夕方でもあまり量が減ることがないため、一日中、また年間を通して対策が必要です。

  • 日焼け止めはPA分類の値をチェック
  • 朝から夕方までガラスを通して降り注ぐため、屋内にいてもUVケアができる下地やファンデを使う
  • 4月以降はUVA量が増えるため、日焼け止めを2〜3時間おきに塗り直す
  • UVケア効果のある帽子・日傘・ストール・サングラスなどで頭皮や首回り、目を保護する
  • 車や家、会社の窓も注意。浸透してくるのでUVカットフィルムを貼るなどの対策を

UVB対策をしよう!

次にUBV対策のご紹介をします。

これから夏にむけてすぐにでも始めたいUVB対策。通勤・通学だけでなく屋外でのレジャー時は特に要注意。

  • 日焼け止めはSPF値をチェック
  • 夏場は汗とともに流れやすいので屋外ではこまめな塗り直しを
  • 午後10時から4時にかけて、特に正午前後が、UVB量がピークに達する為、昼間の屋外では、はおりものや日傘で強い日差しから肌を守る
  • ヒリヒリする赤みや炎症が起きてしまったら、まずは冷やして熱を持った部分を落ち着かせる

浴びてしまった紫外線のアフターケア

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UVAの「うっかり焼け」、UVBの「レジャー焼け」など気がつくと浴びてしまう紫外線。

紫外線を浴びてしまった肌は水分が失われています。

また、紫外線を浴びた量に比例して、シミやくすみの原因となるメラニン色素が生成されてしまいます。

アフターケアを怠って、肌のターンオーバーが滞ってしまうと、紫外線による肌老化は一気に加速してしまいます。

<十分な保湿>

化粧水、乳液などで肌にたっぷりと水分を与えましょう

選ぶべきスキンケアはメラニンの生成を抑える効果があるもの。

肌老化の大敵がメラニンです。

ターンオーバーを促進し、メラニンの生成を抑制・排出してくれるトラネキサム酸・ビタミンC誘導体、アルブチン、プラセンタエキスが配合されているものがよいでしょう。

しっとりしていると感じるまで十分に保湿しましょう。

UVBのダメージで肌が炎症を起こしている場合は、無理にスキンケアを塗りこまず、

まずは冷たいタオルや保冷剤を使ってクールダウンを。

落ち着いたら日焼け止めなどをきれいに洗い流し保湿しましょう。

この場合美白などのスキンケアを行ってもかえって逆効果。

刺激を与えずまずは炎症を抑えることが優先です。

まとめ

今回は、紫外線の種類と対策について解説しました。

日差しが強くなるこれからの時期。

日焼け止めやUVケア効果のある小物をうまく使い分け、お肌を老化の原因から守りましょう。

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