高温多湿な毎日が続くと、カビの発生が気になる方も多いのではないでしょうか。 今回は、夏にカビが発生する理由と予防策、除去方法をご紹介します。 カビを放置すると、咳やかゆみといったアレルギー症状を招き、命に関わる場合もあります。 体に著しい影響を及ぼす前に、正しい方法で取り除きましょう。 目次[ 表示 ]夏にカビが発生する原因は「温度」「湿度」「酸素」「栄養」の4つ夏のカビに効果的な4つの予防策湿度を下げる室温を下げるこまめな掃除を心がける夏のカビを徹底除去!効果的な除去方法カビ取り剤を使うときはティッシュで浸す入浴後の浴室は熱湯でカビ予防をするこまめな掃除が面倒なときは”防カビ剤”を使うまとめ夏にカビが発生する原因は「温度」「湿度」「酸素」「栄養」の4つ 夏にカビが発生する原因は、大きく分けて4つあります。 温度 湿度 酸素 栄養 日本の夏は30~38度と猛暑日になりやすいほか、梅雨があるため、多湿な環境に陥りやすい傾向にあります。 高温多湿な環境はカビにとって好都合な環境であり、繁殖率も高まることから、活動域が大きく広がります。 また、カビはわずかな酸素やヒトの垢、汚れや石けんかすなどを好む性質をもちます。 そのため、人が常時いる場所に限らず、浴室や押し入れ、キッチン下の収納庫など細かな部分のカビも防ぐことが大切です。 夏のカビに効果的な4つの予防策 高温多湿の時期が長い日本だからこそ、夏のカビには注意しなければなりません。 ここでは、カビにとって好都合な日本の特徴を踏まえ、効果的な予防策をご紹介します。 湿度を下げる 1つ目は湿度を下げることです。 本格的な梅雨時期に入れば湿度が70%以上を超える日本では、湿度を下げる工夫を取り入れることが大切です。 除湿機の導入はもちろん、洗濯物は換気扇を回した浴室で干すなど、除湿を意識した行動を取り入れるのもおすすめです。 近年では100円均一でも置くだけで湿度を吸収する除湿グッズが広く販売されています。 カビはジメジメした空間を好むので、繁殖を防ぐためにも湿度を下げる工夫を心がけましょう。 室温を下げる 2つ目は室温を下げることです。 カビは多湿以外にも高温の場所を好むので、猛暑日が続くときは注意が必要です。 室温を下げる場合は除湿グッズとともに、エアコンの導入や換気を取り入れながら、過ごしやすい環境を維持するよう心がけましょう。 こまめな掃除を心がける 3つ目はこまめな掃除を心がけることです。 カビはヒトの垢や汚れ、石けんかすなどを好みます。 酸素があればさらに繁殖するため、こまめな掃除を取り入れながらカビの発生を防ぐよう心がけましょう。 夏のカビを徹底除去!効果的な除去方法 高温多湿が続くときは、カビを増やさないようこまめに掃除するのが大切です。 ここでは、夏のカビに効果的な除去方法を3つご紹介します。 カビ取り剤を使うときはティッシュで浸す 発生したカビにはカビ取り剤を使ってきれいに除去しましょう。 ただし、カビの除去とあわせて予防もしたい場合は、カビの根を絶つよう、カビ取り剤にある工夫をしましょう。 カビを除去しながらカビの根まで取り除きたいときは、カビ取り剤を噴霧したあと、ティッシュを上からかぶせて一定時間放置してください。 30分ほど放置すると、カビ取り剤がカビの根まで浸透し、繁殖を予防できます。 入浴後の浴室は熱湯でカビ予防をする 入浴後の浴室は、高温多湿になりやすく、垢や汚れが付着していることからカビにとって絶好の場所です。 カビの繁殖を予防するなら、60度に設定したお湯を浴室全体にかけ、汚れと菌を洗い流しましょう。 カビの菌は高温に弱く、60度程度のお湯で死滅すると言われています。 きれいな浴室を維持したいときは、入浴後に60度のお湯でサッと洗い流しましょう。 こまめな掃除が面倒なときは”防カビ剤”を使う リビングや寝室、玄関など部屋全体のカビを予防したいときは、防カビ剤を使用しましょう。 防カビ剤と一口に言っても、3つの種類があり、使いやすさや価格などから選ぶことが可能です。 スプレータイプ 燻煙タイプ 置き型タイプ いずれも使用する場合は、パッケージ裏面の使用方法に従って正しい方法でカビを予防しましょう。 まとめ 今回は夏にカビが増える原因と効果的な除去法・予防策についてご紹介しました。 日本の夏は高温多湿になりやすく、カビにとって好都合な環境です。 カビを予防せずに暮らし続けると、かゆみや咳などのアレルギー症状を招きます。 本記事でご紹介した方法を取り入れながら、健やかな環境を維持しましょう。