子どもは言うことを聞かないのはなぜなのでしょうか。 ケガをしてほしくない、危険な目に遭ってほしくないなど、親心を理解してほしいからこそ、ついきつく叱ってしまうことも多いもの。 しかし、子どもの育児は、そう簡単なものではありません。 そもそも「子どもは言うことを聞かないものだ」と考えることが功を奏す場合もあるのです。 目次[ 表示 ]子どもは子どもなりに考えている子どもが言うことを聞かないのは、むしろ当然のこと子どもが言うことを聞かないときは「受け止める気持ちを持つこと」子どもは子どもなりに考えている 子どもは1歳頃から自我が芽生えると言われています。 親からの言葉や愛情によってたくさん覚えた物事を、一生懸命小さな体で表現しようとします。 それは子どもなりに考え、親を喜ばせたいと考えているとも言えるでしょう。 子どもが言うことを聞かないのは、むしろ当然のこと 1歳から芽生える自我によって、子どもの性格や考え方が定着し始めます。 子どもなりに考えて行動に移すからこそ、言うことを聞かないと感じるのは、むしろ自然なこととも考えられます。 子どもが言うことを聞かないときは「受け止める気持ちを持つこと」 子どもに身の危険が迫ったり、命に関わったりするようなことでなければ、叱る必要はありません。 少しでも危ないな、と感じたときは「口に入れると喉を詰まらせてしまうよ」「苦しい思いをするからやめようね」とやさしく諭すことが大切です。 しかし、どうしても言うことを聞かない状況のときは、なぜそのような行動をするのかを聞き出し、受け止める気持ちを持ちましょう。 子どもにとってみれば、親を喜ばせたり驚かせたりしたいだけ。 それなのに闇雲に叱られれば、ひどく落ち込んでしまうでしょう。 まずはなぜそのようなことをするのかを聞き「そうだったんだね」と受け止めてあげましょう。 そのうえで、なぜやめてほしいかその理由を子どもの目線に合わせて伝えてみましょう。 そうすることで、子どもは自分の行動を受け止めてもらった上で、なぜダメなのかが理解できるはずです。 目くじらを立ててつい叱りそうになったときは、まず子どもの考えを聞き出し、その上で適切な答えを教えること。 そうすることで肩の力が抜け、リラックスした育児につなげられるでしょう。