「骨盤を立てる」という言葉を耳にしたことがあると思います。ただ、骨盤を立てる意味ってよく考えてみるとわかりませんよね・・・。今回は、骨盤を立てる意味や骨盤の立ち方などを改善してスタイルアップが期待できる方法をご紹介します! 目次[ 表示 ]そもそも「骨盤を立てる」とは?骨盤立てる 意味骨盤が歪んでしまうと、姿勢はどうなるの?骨盤を立てるコツとは?立ち方・座り方で骨盤を立たせる!骨盤を立てる立ち方骨盤を立てる座り方骨盤を立てるためには、骨盤周りの筋肉のストレッチも重要骨盤 立てる ストレッチ骨盤周りのストレッチ法その1骨盤周りのストレッチ法その2骨盤周りのストレッチ法その3骨盤を立てるために、クッションやベルトを使うのもアリ!骨盤 立てる クッションまとめ骨盤 立てるそもそも「骨盤を立てる」とは? 骨盤立てる 意味 そもそも「骨盤を立てる」とはどういうことなのか知っていますか? 骨盤を立てるという意味は、「骨盤を正しい位置に戻す」という意味になります。 「骨盤を正しい位置に戻す」と言っても、ピンっとこない人も多いと思うので具体的にどのような状態なのかご説明します。 骨盤の左右の高さが水平なこと 左右の肩の高さが平行になっており、左右の膝の位置が平行になっている状態が正しい位置に骨盤がある証拠です。 骨盤の傾きがついていること 骨盤を立てるとは言っても、骨盤は真っ直ぐになっているわけではありません。 骨盤は横から見てみると、やや前気味に傾いています。 適切な角度に曲がっていることが正しい位置と言えます。 骨盤の歪みチェックは一見見極めにくそうに見えますが、 真っ直ぐに立ったときの左右のバランスを確認することだけでもある程度確認することは可能です。 一度、鏡の前で真っ直ぐ立った自分をチェックしてみましょう。 骨盤が歪んでしまうと、姿勢はどうなるの? 骨盤が歪んでしまうと、身体に悪影響が及ぶ可能性があります。 見た目はもちろん、身体の節々が痛んでくる場合も… お腹が出てくる 内臓は骨盤の上に乗っているのを知っていますか? 内臓は骨に守られているのではなく、横隔膜・腹横筋・多裂筋・骨盤底筋群と呼ばれる4つの筋肉に守られています。 この4つの筋肉は、内臓を守っているだけが仕事ではなく背骨を支えるのも仕事。 この4つの筋肉が支えることで、真っ直ぐでキレイな姿勢を保つことができるのです。 ですが、骨盤が歪んでしまうと筋肉は正常に働くことができなくなります。 4つの筋肉の1つである腹横筋は、お腹周りを覆っている筋肉。 この筋肉が骨盤の歪みの影響で正常に働くことができないと、お腹がぽこっと出てきてしまうのです。 猫背 骨盤は上半身を支える基盤です。そして、骨盤の上には背骨が乗っています。 本来、背骨はS字にカーブを描いており、重たい頭を支えられるようにできていますが、 骨盤が歪んでしまうと重い頭を支えることが困難になってしまいます。 頭を支えなければいけないために、背骨を丸くし頭を前に出すことでバランスが取れるようになることが「猫背」なのです。 肩こりや腰痛 仕事柄、長時間デスクワークをしなければいけない人は骨盤が歪んでしまいがちです。 なぜなら、デスクワークをしていると骨盤が倒れてしまい背骨が丸まってしまいます。 背骨が丸々として、頭は前へ出てしまい猫背の姿勢に・・・。 そうなると、肩や腰の筋肉を使うようになるので肩こりや腰痛の原因となってしまうのです。 骨盤が歪むことで、悪い姿勢になるだけでなく肩こりや腰痛の原因にもなるので気をつけていきたいですね。 骨盤を立てるコツとは?立ち方・座り方で骨盤を立たせる! ここまで、骨盤を立てる意味や歪んでしまうとどうなってしまうのかをご紹介しました。 骨盤が歪んでしまうと良くないことばかりですので、骨盤を立たせて姿勢をキレイに保ち健康でいたいもの。 骨盤を立てるには、まずは立ち方や座り方から、見直しましょう!コツを掴み、骨盤を立てる立ち方や座り方を癖付ければキレイな姿勢を保てますよ。 骨盤を立てる立ち方 立った状態から、骨盤を両手で持ちます。 すると、ボコッとした凹凸が左右に1つずつあります。 そのボコッとした凹凸の部分に左右の手首を当てましょう。 手首を当て、そのまま指を伸ばすと丁度「恥骨」の部分に指が当たります。 そのまま、親指と人差し指で二等辺三角形を作りましょう。 この三角形が床と垂直になっているのが骨盤が立っている状態と言えます。 真正面から見るとわかりづらいですので、全身鏡を使い横向きになって確認すると良いですよ。 骨盤を立てる座り方 一度、何も気にせずに椅子に座りましょう。 椅子に座り、お尻の下に両手のひらを入れてみてください。 すると、左右1つずつポコッと骨がある感覚があると思います。 この骨は「坐骨」と呼ばれるもので、坐骨が椅子に当っているときは骨盤がしっかりと立っている証拠です。 坐骨の位置を把握したら、あとは坐骨がバランス良く当たるように座るだけ。 坐骨で身体を支えるように意識するだけで、背筋も自然とスッと伸びるはずです。 骨盤を立てるためには、骨盤周りの筋肉のストレッチも重要 骨盤 立てる ストレッチ 骨盤を立てる立ち方や座り方を日常化するだけでも骨盤の歪みは改善されますが、プラスで骨盤周りのストレッチを行うとより効果的です。 とくにデスクワークをしている人は骨盤周りの筋肉が固くなっていることが多いので、筋肉をほぐし骨盤周りを柔らかくしてあげましょう。 骨盤周りのストレッチ法その1 まずは椅子に座り、姿勢を正しましょう。 しっかりと姿勢を正した状態で、左脚を右太ももに乗せましょう。 このとき、左脚がなるべく平行になるように意識します。 脚を平行にできずにストレッチを行うと、骨盤周りの筋肉を伸ばすことができません。 この状態から、姿勢を正したままグーッと前へ倒していき、30秒間キープします。 このとき、状態が丸まってしまうと伸ばしたい筋肉が伸びないので要注意です。 30秒間キープしたら、今度は反対脚も同様に行いましょう。 椅子さえあれば、自宅やオフィスでも行うことができるので実践してみてくださいね。 骨盤周りのストレッチ法その2 その状態から、両脚を広げられる範囲でどんどん広げていきます。 広げられる範囲まで両脚を広げたら、背筋を伸ばして姿勢を正します。 すると、太ももの内側の筋肉が伸びていることが感じられるはずです。 2の状態から、床についている両手を少し前に出し、お尻を後ろに突き出していきましょう。 この動作をすることで、太ももの内側の筋肉が伸びます。 30秒間ほどキープしましょう。この動作を3セット行いましょう。 姿勢がキレイになるだけでなく、腰痛にも効果が期待できるのでチャレンジしてみてくださいね。 骨盤周りのストレッチ法その3 まず、片脚を正座にしてもう片脚を伸ばします。 この姿勢がスタートの姿勢になります。 1の状態では骨盤が外側に開き骨盤が立った状態です。 ここから、上半身を前にゆっくり倒していきます。 このとき、姿勢が丸まったり伸ばした脚が倒れないように意識しましょう。 10秒間ほどキープしたら、ゆっくりと元の位置に戻ります。 きつい人はお尻を少し浮かせた状態でもOKです。 10秒間キープしたら、ゆっくりと上体を起こしましょう。 片脚2セットずつ行ってください。 短時間で行える骨盤周りのストレッチですので、時間がない人でも気軽に行うことができますよ。 骨盤を立てるために、クッションやベルトを使うのもアリ! 骨盤 立てる クッション 矯正して骨盤を立てたい人は、ベルトやクッションなど骨盤アイテムを利用するのも良いですね! コルセットやパンツなど骨盤矯正ができるアイテムはたくさん販売されていますが、定番と言えばクッションやベルトではないでしょうか? 骨盤矯正用のベルトは、よく妊娠時や産後に利用されることが多いですが、骨盤を立てる目的で利用するのもおすすめです。 骨盤ベルトを使うと正しい骨盤の位置に戻してくれます。 しかし、骨盤ベルトで骨盤を完全に立てることは難しいです。 ベルトは骨盤を支える筋肉の役割を果たすのがお仕事なので、外したあとは骨盤が正常に戻ることはありません。 ベルトを装着しているときも、骨盤を支える筋肉づくりやストレッチを行うことが大切となります。 そして、骨盤矯正用のクッションは、とくにデスクワークの人には利用してほしいアイテム! デスクワークは、上体が前へ倒れてしまうので骨盤も歪みやすく、姿勢が悪くなりがちです。 そういったときに、骨盤矯正用のクッションを利用することで、姿勢が悪くなるのを予防してくれます。 しかし、ベルトと同様にクッションを使用したからと言って骨盤の歪みが解消するわけではありません。 骨盤が歪んでいる人は、身体が固くなっているためクッションを使用しても思うように骨盤が動かない可能性があります。 ですので、クッションはあくまで骨盤を立てるサポート役。 日々の骨盤ストレッチなどを行い骨盤を柔軟にしておきましょう。 まとめ 骨盤 立てる 骨盤を立てる意味、立ち方や座り方などをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか? 「骨盤を立てる」=「骨盤を正しい位置に戻す」という意味になりますが、骨盤を立てることによりキレイな姿勢を保つことができます。 姿勢がキレイになるとスタイルもよく見え、女性らしいシルエットになることができますよ。 デスクワークやスマホの利用などによって姿勢が悪くなりがちです。 日頃から立ち方や座り方を意識し、そして毎日の骨盤ストレッチをし筋肉をほぐすことで骨盤の歪みを予防することができるはず。 骨盤が歪んでしまうと、見た目だけではなく肩こりや腰痛の原因となるので、意識していきましょう。