古くから桃の節句などで親しまれてきた甘酒。 酒粕はもちろん、近年では米麹を使うものも多く、妊婦さんや子どもでもより楽しめるようになりました。 そんな数多くの人に親しまれる甘酒には、美肌やダイエット、健康にも効果的と言われています。 今回は甘酒に含まれる成分と、なぜ美容に効果的とされているのかその理由について解説します。 「飲む点滴」と言われる甘酒にはどのような魅力があるのか、早速見ていきましょう。 目次[ 表示 ]甘酒に含まれる成分と美容効果甘酒の摂取方法まとめ甘酒に含まれる成分と美容効果 米麹と酒粕で作られる甘酒には、以下の栄養素が含まれています。 また、いずれも麹菌が含まれているため、整腸効果を高めたい方におすすめの飲み物です。 成分 効果・役割 米麴 酒粕 食物繊維 整腸効果のある成分 また血糖値上昇も抑制する 〇 〇 アミノ酸 髪の毛や爪に含まれる栄養素 〇 〇 ブドウ糖 脳に必要な栄養素 〇 コウジ酸 シミやくすみのもととなるメラニンの生成を抑える 〇 オリゴ糖 腸内の善玉菌(ビフィズス菌)の増加・維持 〇 ビタミンB群 人にとって欠かせないエネルギー源 ビタミンB1,B2:美肌・活性酵素の除去 ナイアシン:エネルギーを生成しアルコールを分解する パントテン酸:エネルギーを生成し、美肌・美髪効果が得られる 葉酸:血液を生成し、粘膜強化、動脈硬化予防 ビオチン:エネルギーを生成、皮膚の炎症を予防し、髪と爪を維持する 〇 〇 (※ビオチンを除く) タンパク質 筋肉や骨などを維持させるほか、免疫力を高める 〇 食物繊維 腸内環境を整える 〇 ペプチド 冷え性を改善する働きがある 〇 酵母菌由来のβ-グルカン 免疫力を高める コレステロールを下げる 〇 どちらの甘酒にも美容や健康に良いとされる栄養素が豊富に含まれているため、摂取したい栄養素に注目するほか、味や飲みやすさ、好みなどから選ぶのも良いでしょう。 甘酒の摂取方法 甘酒は温かいものでも冷えたものでも美味しくいただけるため、好みに合わせやすいのも特徴のひとつです。 ただし、どちらの甘酒であっても60度以上に加熱しないよう注意しましょう。 60度以上に温めてしまうと、麹菌が過熱により死んでしまいます。 飲むときはお茶碗一杯分(約100g=105kcal)にとどめましょう。 砂糖を多く加えた場合は、1日1杯に抑えると糖質を最小限に抑えられます。 まとめ 今回は甘酒についてご紹介しました。甘酒にはさまざまな栄養素が含まれていることから、美容にも健康にも効果的な飲み物です。 日々の暮らしに甘酒をプラスするときは1日1~2杯程度、加糖したものは1杯程度に抑え、バランスの良い食生活とともに続けてみましょう。