言動がより成長する3歳児に対して「どのように褒めれば伝わるのかな」と悩むお母さん・お父さんも多いのではないでしょうか。 年齢が一つ増えればその分だけできることも褒めるシーンも増えます。 今回は、3歳児を育てる方へ、適切な褒め方と育て方についてご紹介します。 3歳児の発達に合わせた褒め方を押さえ、子どもの良い部分を引き延ばしましょう。 目次[ 表示 ]褒め方のポイント褒め方の例文育て方のポイントまとめ褒め方のポイント 3歳児は2歳の頃に比べてさらにさまざまな物事ができるようになります。 お母さんと一緒にいるときなら、掃除や片付けを手伝ってくれたり、拭き掃除をしていれば同じように雑巾を持ってテーブルなどを拭いたりすることが増えるでしょう。 以前に比べて物事を捉え、自分なりに考えて行動できるようになったときは、「最近はお母さんと同じように掃除ができるようになったね、すごいね!」と当時の子どもと比べて褒めてみましょう。 できたことについて具体的に褒めることで、自分のしたことは合っていたといった理解や、自分の行動をちゃんと見てくれる人がいるといった安心感を与えられます。 褒め方の例文 3歳児を褒めるときは、これまでの成長を自分でも感じられるよう、小さかった頃の子どもを対象に褒めましょう。 「2歳の頃よりもずっときれいにお片付けができるようになったね」 「最近はたくさんの色鉛筆を使ってお絵かきできるようになったね」 「この頃自分で着たい服を選んで着られるようになったね」 このように、過去の自分を比較対象にすることで、子ども自身も成長を実感でき、自信につなげられるでしょう。 育て方のポイント 3歳児は以前に比べてより大人に近づき、自分なりに物事を考えられるようになります。 そのため、子どもなりに努力したものの、”できない”といったひとつの壁にぶつかる機会も増加し、すねたり怒ったりすることがあります。 このような場合は、子どもの気持ちに寄り添いながらはげますことが大切です。そして、できた・できないについて説くのではなく、チャレンジした子どもをまるごと褒めてあげましょう。 「失敗してしまったけれど、やってみようと思ってくれた○○ちゃんはすごいね!お母さんびっくりしたよ」「こんなことまでやろうと思ってくれたの?すごいなぁ!」など、子どもの行動や考え方をしっかりと受け止め、褒めてあげましょう。 そうすることで、両親が見ていてくれたこと、失敗してもいいこと、やってみることが大切だと気づき、健やかな成長につながります。 まとめ 3歳児は、さまざまなことを自分でできると思い、どんなことでも積極的に行動します。 とはいえ、できることとできないことも多く、たくさんの壁にぶつかることも少なくありません。 できなかったことに落ち込む子どもを見たら、やってみようと思ったことを受け止め、はげましながら、子どもをまるごと褒めてあげましょう。 「今日はできなかったけれど、明日はきっとできるよ!大丈夫」と前向きな言葉をかけることで、まだまだチャンスはあること、両親は見ていてくれていることに気づき、良い部分を伸ばした育児につながるでしょう。