鏡で肌を見ると、本来の明るさよりも暗く見えることはありませんか? それはもしかすると、肌がくすんでいる状態なのかもしれません。 今回は、肌がくすんだ状態と原因にあわせて、くすみの種類と効果的な対策について解説します。 原因に適した対策を取り入れ、本来の明るい肌を取り戻しましょう。 目次[ 表示 ]肌がくすむ原因くすみの種類乾燥タイプ血行不良タイプメラニンタイプ糖化タイプ角質肥厚タイプおすすめのくすみ対策肌本来の水分量を保つ紫外線を避けるマッサージを取り入れるまとめ肌がくすむ原因 肌がくすむ原因は3つあると言われています。 一つめは、肌の角層が厚くなったためです。 肌の角層は、一番外側にあるもので、奥で作られた角層細胞が肌表面へ向かって入れ替わる仕組みです。 この仕組みをターンオーバーと呼びますが、なんらかの理由でターンオーバーが遅れると、古い角層細胞が肌表面に留まり、暗い印象、つまり肌がくすんだ状態になります。 ターンオーバーが遅れる理由はさまざまあり、加齢や睡眠不足、栄養不足や生活習慣の乱れや誤った方法によるスキンケアが挙げられます。 二つめは誤ったクレンジングを使用しているためです。 メイクの濃さに合わないクレンジング方法だと、メイク汚れが落ち切らず、肌がくすんでしまいます。 三つめは、肌の乾燥です。 肌が乾燥すると肌表面に不要な角質が溜まり、肌本来の透明感が減少。 その結果、肌がくすんでしまうのです。 くすみの種類 肌がくすむ原因が複数ある一方で、実はくすみの種類も複数分かれていることを押さえておきましょう。 ここではくすみの種類を5つご紹介します。 乾燥タイプ 乾燥タイプは、肌の水分量が減少したことで起きるくすみです。 乾燥が進むと、肌表面のキメが乱れ、光を均等に反射できなくなってしまいます。 その結果、肌表面のツヤが低下し、肌本来の明るさが損なわれてしまいます。 血行不良タイプ 血行不良タイプは、血流が滞ることで栄養が行き届かず、老廃物が溜まる状態です。 肌本来の赤みが失われるので、暗い表情に見えてしまうことも。 血行不良によるくすみについては下記ページで詳しく解説しているので、この機会にあわせてチェックしてみてください。 知らなかった!くすみの原因と対策法 メラニンタイプ メラニンタイプは、過剰に生成されたメラニンが肌全体に蓄積したことで起きるくすみです。 日焼けしたように茶色く見えたり、体調不良に思われたりすることも。 本来、肌表面に溜まったメラニンはターンオーバーによって古い角質とともに排出されます。 しかし、ターンオーバーが何らかの理由によって遅れると、古い角質と共にメラニンも滞り続け、メラニンタイプのくすみが起きてしまうのです。 糖化タイプ 糖化タイプは、老化現象の一つで、糖質を摂取しすぎることで見られる現象です。 黄褐色の肌色になり、乾燥タイプやメラニンタイプとは違ったくすみが見られます。 なお、紫外線や喫煙による活性酸素の増加によっても糖化は進行すると言われています。 角質肥厚タイプ 角質肥厚(かくしつひこう)タイプは、ターンオーバーの見出によって、肌表面に古い角質が溜まり続けることで見られるくすみです。 角質が厚くなると光の透過性が低下し、くすんで見えるのです。 おすすめのくすみ対策 肌本来の透明感を取り戻したいなら、3つの対策が有効です。 肌本来の水分量を保つ 肌が乾燥すると肌本来の透明感が損なわれるほか、キメが失われたり毛穴の開きが分かりやすくなったりするなど、さまざまなトラブルを招きます。 洗顔はたっぷりの泡でやさしく洗い、ぬるま湯を使ってかけるようにすすぎましょう。 洗顔後はセラミドやコラーゲンを含んだコスメを使うのが効果的です。 紫外線を避ける 日差しの強い季節であれば、SPFの高い日焼け止めを塗って日焼けを予防しましょう。 日焼け止めの選び方については下記ページで詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。 夏の紫外線対策!日焼け止めの選び方と効果的な塗り方 マッサージを取り入れる 肌が血行不良に陥ると、血流が滞り、くすみが生じてしまいます。 睡眠も食事もしっかり取っているのに顔がくすむといったときは、血行不良を疑い、簡単なマッサージを試してみると良いでしょう。 まとめ 今回は肌がくすむ原因と効果的な対策についてご紹介しました。 肌のくすみは健康的なイメージを損ない、体調不良に見せてしまうことも少なくありません。 本記事でご紹介した対策を取り入れ、肌本来の透明感を取り戻しましょう。