乾燥肌や混合肌、敏感肌など、人にはさまざまな肌質があります。 毎日のスキンケアでは、自分の肌質について把握し、適切な方法を取り入れることが大切です。 今回は、敏感肌のスキンケアのポイントと題して、敏感肌を招く原因や正しいスキンケアについて紹介します。 自分の肌質が敏感肌で、あらゆるスキンケアアイテムを試しても肌トラブルが改善しない方は、ぜひ最後までチェックしてください。 目次[ 表示 ]敏感肌とは敏感肌を招く要因敏感肌タイプの方へ|基本的なスキンケア基本的な洗浄方法基本的な保湿方法まとめ敏感肌とは 敏感肌とは、季節の変わり目や生活環境・ライフスタイルの変化など、日常に変化が見られたときに、化粧ノリが悪く感じたり、内部・外部刺激に対して敏感になったりする肌質のことです。 環境の変化に限らず、ホルモンバランスの乱れやストレスといった内部要素によっても肌荒れがみられるときは、敏感肌の可能性があります。 とはいえ、皮膚科学において敏感肌について明確な定義はされておらず、敏感肌に対する捉え方はさまざま。 たとえば、皮膚疾患を起こした肌の状態を指すケースや、内部的な要素によって肌トラブルが起きやすいといった一時的なケースであっても、敏感肌にカテゴライズされることがあります。 ほかにも、スキンケアアイテムやコスメを肌に乗せたときにヒリヒリ・チクチクと感じるときなど、目に見えない症状が出るときも敏感肌と言われるケースがあります。 敏感肌を招く要因 敏感肌を招く原因には、肌を守る皮膚のバリア機能が低下していることが挙げられます。 皮膚のバリア機能とは、外部刺激から肌を守り、肌内部の水分を蒸散させないよう保護する機能のことです。 肌のバリア機能については、下記ページで詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてくださいね。 皮膚を保護するバリア機能とは?今日からできるスキンケアを解説 敏感肌タイプの方へ|基本的なスキンケア これまで、さまざまなスキンケアアイテムを取り入れてみたものの、満足できる効果が得られなかった方は、ここで毎日のスキンケアを見直してみましょう。 基本的な洗浄方法 敏感肌タイプの方は低刺激性の洗顔アイテムを使いましょう。 そもそも、洗浄後はどんな肌質であっても乾燥しやすいです。 敏感肌タイプの方はそのなかでも特に乾燥しやすい肌質なので、洗顔アイテムは低刺激性・弱酸性タイプのものを選ぶよう心がけましょう。 さらに、洗顔アイテムのタイプにもこだわりを。 敏感肌タイプの方におすすめなのは、やわらかな泡が立つタイプです。 今ではコンビニや100円均一でも洗顔ネットが販売されているので、泡立たせるのが苦手な方は使ってみると良いでしょう。 洗顔アイテムには、ジェルタイプやスクラブタイプなどもあります。 しかしこれらは擦り洗いによって肌のバリア機能をさらに弱めてしまう恐れがあるので、敏感肌タイプの方は避けましょう。 なお、洗顔後にさらなる乾燥を招かないためにも、温かいお湯ではなく、ぬるま湯を使ってすすぐのがポイントです。 基本的な保湿方法 敏感肌タイプの方の基本的な保湿方法は、洗顔方法と同様、肌にできるだけ刺激を与えないものを選ぶのがポイント。 低刺激性や弱酸性タイプなど、敏感肌用のスキンケアアイテムがたくさん販売されているので、自分に合うアイテムを探してみると良いでしょう。 なお、スキンケアアイテムを購入するときは、パッチテストを行うのがおすすめ。 敏感肌タイプのものであっても、配合された成分によっては合わないものもあるので、きちんと調べてから購入しましょう。 まとめ 今回は敏感肌の概要にあわせて、原因や基本的なスキンケアを紹介しました。 些細なことで肌荒れにつながり、健やかな肌を取り戻したい方は、敏感肌の可能性を疑い、肌質にあわせたスキンケアを試しましょう。